被爆74周年鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典が開催されました
8月6日、鳥取県原爆被害者協議会主催による「被爆74周年鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典」が開催されました。式典には遺族、行政関係者、友誼団体代表者等約70名が参列しました。参列者には、広島原爆と鳥取県派遣救護班の活動を記し、原爆の悲惨さを後世に伝える冊子「原爆と地獄」の最終巻が渡されました。
参列者全員で黙祷を捧げた後、昨年亡くなられた24名の原爆死没者の名簿が奉納されました。
次に県原爆被害者協議会の後藤会長より「幸いにも命をとどめた県内の被爆者は現在226名になり、平均年齢も86歳を超えた。県知事をはじめ、全首長にも“ヒバクシャ国際署名”にサインをして頂き、現在約40,000筆に至っている。被爆者のたゆみない運動は、核兵器廃絶への大きな力になると確信している」と追悼のことばが述べられました。
続いて、各行政来賓からの追悼のことばがのべられ、県知事からは「ヒバクシャ国際署名をした一人として、世界平和と核兵器廃絶に向けて力を発揮する」とのべられました。また、日本被団協、広島松井市長、長崎田上市長からのメッセージが披露されました。
最後に『一日も早く戦争のない平和と安らぎの日を迎えることを、今は亡き先輩同僚の御霊に誓う』との平和宣言が読み上げられました。