鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典が開催されました
被爆72周年目を迎えた8月6日、鳥取県さざんか会館にて県原爆被害者協議会主催の「鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典」が開催されました。式典には遺族、行政関係者、友誼団体代表者等約70名が参列しました。
最初に参列者全員で黙祷を捧げた後、昨年亡くなられた23名の原爆死没者の名簿が奉納されました。
次に県原爆被害者協議会の田中会長より「核兵器の非人道性を訴え続けてきたことが、核兵器禁止条約の採択につながっている。核兵器を無くすためには廃絶しかない。2020年のNPT再検討会議に向け、ヒバクシャ国際署名をひろめていく」との追悼のことばが述べられました。続いて、各行政来賓からの追悼のことばや、日本原水協、広島松井市長、長崎田上市長からのメッセージが披露されました。平井県知事からは、ヒバクシャ国際署名にサインした経過と理由や、唯一の被爆国として核兵器の廃絶に向けた日本の役割についても言及されました。
最後に『…核兵器廃絶運動によって、近い将来には必ず廃絶の声を聞けることを信じ、被爆二世の方々とも一致団結し、核廃絶を訴え続け、72年間も苦しめられてきた被爆の実相を世界に訴え続けます…』との平和宣言が読み上げられました。