第48回鳥取県消費者大会が開催されました。
2月21日(土)米子市文化ホールにて、第48回鳥取県消費者大会が100名の参加のもと開催されました。開催にあたり、中国労働金庫、新日本婦人の会鳥取県本部、鳥取県母親大会連絡会、鳥取県生活協同組合連合会の4団体が実行委員会を結成し、準備をすすめてきました。
最初に今大会実行委員長の清水旨伸 米子医療生協理事長からは、48回目を迎えた県消費者大会の歴史にふれ、今後も消費者として誇りを持って進めていく大切さについて挨拶がありました。
引き続き、「食べものにはドラマがある~心を育む食と農」と題し、千葉しのぶさん(NPO法人霧島食育研究会代表)による基調講演がありました。千葉さんは2004年に霧島食育研究会を設立し、霧島の畑と田んぼを教室に、そこで出来た米や大豆を教科書に、霧島の高齢者を先生に、霧島で「霧島の食育」を14名のスタッフとともに「食の文化祭」「霧島食べもの伝承塾」等、子どもたちには「自分が食べるものを自分で作れるようにすること」、親には「親が食の大切さを伝えていくこと」等を霧島での実践例に基づき講演されました。
大会第2部では、県西部福祉保健局 管理栄養士の山本さんから、鳥取県が進める「食育プラン」の紹介、食生活改善推進員の佐藤さんからは「子どもと大人の親子の食育教室」の活動をご紹介頂きました。新日本婦人の会の坂田さんからは、大山のふもとで20年近くもすすめているお米の産直の取り組みについて、そして講師の千葉さんを交えてのパネルディスカッションが行われました。コーディネーターは、グリーンコープ生協とっとりの小椋理事長が担当しました。
会場からは、「楽しい食卓、子どもが美味しいね!と言ってくれる事が大事だと思いました」「家族、地域、社会が連携し、皆で子どもを育てていく活動に期待しています」等の感想が寄せられました。
最後に鳥取県生協の川上理事から「今日のお話を参考に、地域とのつながりを意識しながら食育の取り組みをすすめて行きましょう」との挨拶で閉会となりました。