第46回通常総会が開催されました。
6月24日(火)鳥取市さざんか会館にて第46回通常総会が開催され、全議案とも圧倒的多数により承認され滞りなく終了しました。
【議案】
第一号議案 | 2013年度活動報告書及び決算関係書類承認の件 |
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第二号議案 | 2014年度活動計画及び予算承認の件 |
第三号議案 | 役員選任の件 |
第四号議案 | 役員報酬決定の件 |
【議事】
(来賓挨拶)
藤本様(鳥取県消費生活センター所長)、今永様(日本生協連中四国地連事務局)の2名様にそれぞれご挨拶を頂きました。
(活動報告)
会員生協からの報告として、米子医療生協からは今年秋にオープンする予定の「サービス付き高齢者向け施設」の概要報告、鳥取大学生協からは、各回生を対象にしたセミナーの取り組み報告、鳥取県生協からは、西部エリアの一年間の組合員活動報告がありました。
(総会アピール)
井上代議員(鳥大生協)により「総会アピール」が読み上げられ、拍手によって確認されました。
総会アピール
今から70年前、県内生協運動の先駆けであった「鳥取購買組合」が解散しました。当時の全国消費組合連合会会長であった賀川豊彦氏らが来鳥し、組合加入率で全国一の折紙付の評価や、組合長が全国消費組合連合会の理事に選出されるなど、鳥取県内における生協運動を全国的にも知らしめた組合でしたが、1941年の太平洋戦争以降、企業整備と物資統制等、戦時経済統制の強化のもとで事業継続の困難に陥りました。合わせて、鳥取大震災(1943)による事業所破壊も重なり、解散の憂き目を見ることになりました。また全国的にも200組合以上あった生協のほとんどが解散に追い込まれ、窒息の状態で生き残った生協はごくわずかでした。
戦後間もなく発足した日本生活協同組合連合会での設立総会では『平和とよりよき生活のために』がスローガンとして採択され、今日まで生協運動における最も大切な理念として掲げ、具現化されてきました。
現在、安倍内閣は「積極的平和主義」を掲げているものの、靖国神社参拝や尖閣諸島問題に起因する近隣諸国や米国との摩擦が拡大しつつあります。また、特定秘密保護法の強行採決や憲法解釈の変更だけで認めようとする集団的自衛権の行使等、日本国を「海外で戦争する国」に変貌させようとする動きも強まっています。
このような中、来年2015年に開催されるNPT再検討会議での「核兵器禁止条約」採択に向け、「平和首長会議」への全市町村加盟への働きかけや、ピースアクションの広がり等、核兵器への反対と原発に頼らないエネルギー社会の実現に向けた事業活動等、平和と安全安心を求める取り組みが急速に広がっています。
私たちは、戦前からの生協運動の輝かしい歴史とともに、戦時体制によって解散を余儀なくされた苦い経験を踏まえ、平和な社会こそ生協運動を大きく前進させ、生協組合員や地域に役立つ土台であることに確信を深め、「平和とよりよき生活」をめざす事業や運動をさらに推し進めていきましょう。
2014年6月24日
鳥取県生活協同組合連合会 第46回通常総会