楽しみながら参加・体験出来る「ぼうさいセミナー」が開催されました。
県内生協役職員の防災意識の高揚を目的に、4月22日(火)全労済鳥取県本部ホールにて、「ぼうさいセミナー」が開催されました。講師には全労済鳥取県本部の木岡専務(防災士、サバメシ技術指導員)にご協力頂きました。
最初に、今年で3年が経過する東日本大震災や14年前に発生した鳥取西部地震の状況について振り返り、マグニチュードや震度の意味合いについて理解しました。次に、被害を想定した見直しが進められている首都直下型地震のメカニズムや南海トラフで予想されている3連動地震についての説明がありました。また、鳥取県にも影響を及ぼす可能性のある震源と、市町村別の最大津波高と到着時間について理解することが出来ました。
続いて「防災意識クイズ(地震編)」によるグループワークを行いました。災害時を想定し、家族の中では単なる施設等だけでなく、具体的な集合場所を決めておくことが必要なこと、避難所を想定し、配給されたおにぎりが人数よりも少ない場合の対応等について話し合いました。 体験学習では、「煙体験ハウス」を使い火災時の煙が充満した状況を疑似体験しました。全く見えない状況に参加者はパニック状態でした。また、災害時でライフラインが止まったことを想定し、講師直々による空き缶と牛乳パックを使った「サバイバル・メシタキ(サバメシ)」が実演され、参加者に振舞われました。
最後に、「非常持ち出しグッズ」の紹介や屋内の危険個所をチェックし、家具等の固定をしておくこと等、災害から自分自身や家族の命を守るための必要最低限の対策を今から始めることが必要と説明されました。参加者からは『大変楽しくわかりやすいセミナーでした。今後生協の組合員や様々なイベント等でも取り入れたい』との感想を頂きました。 県連では、秋の「せいきょうまつり」で今回の「ぼうさいカフェ」企画を予定しています。