第47回鳥取県消費者大会が開催されました
2月18日(火)、とりぎん文化会館にて第47回鳥取県消費者大会が開催されました。会場には120名を超える参加者で満席となりました。開催にあたり、中国労働金庫、新日本婦人の会鳥取県本部、鳥取県母親大会連絡会、鳥取県生活協同組合連合会の4団体が実行委員会を結成するとともに、これまでにあまりお付き合い出来ていなかったJA女性協議会や消費生活モニター協議会の方々にもご参加して頂きました。
大会では、鳥取県生協 中野理事による開会挨拶に続き、主催者を代表し、生協県連の松軒会長からの挨拶の後、「~輪につなげよう和食のこころ~」と題し、川上一郎氏(全国食と農の応援団講師・鳥取県農業会議会長)による講演がありました。川上氏は、食育力低下や和食離れの傾向の中、五感(視覚・触覚・味覚・嗅覚・聴覚)の感性を磨き、和食文化のノウハウに学ぶことの大切さを力説されました。また、大根の根と茎の味のちがいからも、食物が持つ自然の偉大さを知る事が出来ること等、具体的でわかりやすくユーモア溢れる講演内容でした。
参加者アンケートでは、「食育だけでなく人間の生きる力や成長する力について考えるきっかけになりました」「今後は子どもと味を楽しみながら食べたいと思います」「子どもがまだ3歳なので、早速今日から食育を見直していきたいと思います」「TPPで市場開放し、外国の農産物が自由に入ってくるのはもっての他」等、多くの感想が寄せられました。
最後に新婦人の会鳥取県本部の山内会長から「もっと野菜のことを良く知り、食育をすすめていきましょう。今後消費者や団体のネットワークがさらに広がることを祈念します」旨の挨拶があり、閉会となりました。次年度は鳥取西部での開催が予定されています。
鳥取県消費者大会会場の様子
講師 川上一郎氏